昭和懐かしカーアイテム! 知っている人はオジサン確定…当時のドレスアップ記事担当者が厳選したグッズを実話を交えて紹介します
吊り革
車内に吊り皮……なんて聞いても、ピンとこない人がほとんどだろうが、昭和初期にプチブレイクしたカーアクセサリーだ。なんで車内に電車や地下鉄、バスにある吊り革が必要なの? と思うかもしれないが、これはハコ乗りしたときに車外に落ちないように付けていたアクセサリー。一般ユーザーとは無縁の族車専用だったというわけだ。
エンブレムチューン
1980年に登場したマツダ「ファミリア」で大ブレイクした、丘サーファー御用達(?)の小物が、ダッシュボードの上に乗せる椰子の木、芝生だった。そう、ダッシュボード上が南の島、ハワイだったのだ。そんなファミリアのヒットとともに、この時代に流行っていたのが、輸出仕様のエンブレム。ファミリアなら輸出仕様名の「323」、日産「フェアレディZ」なら北米仕様の「DATSUN」、「280ZX」のエンブレムに張り替えるのだ。じつはどちらも筆者の愛車で、当時の自動車雑誌でドレスアップ記事を担当していたので、そうしたドレスアップには超熱心だったのである。
自動車電話
1980年代には、日本にも自動車電話が登場。センターコンソールに自動車電話を置き、アンテナはトランクリッド横に立てるのがステイタスだった。しかし、公用車はともかく、タクシー、オーナーカーででっかい自動車電話を付けるのは過去のこととなっている。
ドリンクホルダー
いわゆる後付けドリンクホルダーも、ドリンクホルダーが極端に少ない一部車種を除き、あまり見かけなくなっている。それもそのはず、自動車メーカーはドリンクホルダーを重視し、各席に用意しているのはもちろん、紙パックもOKとか、ペットボトルのキャップ置きを用意するとか、意外にもドリンクホルダーの装備にこだわっているからだ。 例えば、先代ホンダ「ステップワゴン」は、なんと運転席まわりに5個、2列目席まわりに6個、3列目席まわりに5個の合計16個もある。最大8名乗車が可能だから、1人あたり2個は確保される計算になる! エアコンのルーバーに取り付けて冷気を当てるタイプもあるが、エアコンの冷風の流れをせき止めてしまいそうで、導入を躊躇する人も多いのではないだろうか。