5年ぶり開催のF1中国GP、路面は再舗装ではなくペイントしただけ? 複数のドライバーが不安視。サインツJr.「特殊な状況で処理されているみたい」
■トルコの再現はない?
路面の状況に苦しめられたという点では、2020年のトルコGPが思い出される。この年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、スケジュールが大変更された年。その結果、開催予定のなかったトルコで急遽グランプリを開催することとなった。 ただ当時のイスタンブールパーク・サーキットは、路面を再舗装したばかりであり、各チームは滑りやすい路面に悩まされることとなった。しかも雨が降るなどして、その状況に拍車をかけた。 しかし前出のサインツJr.は、今回はトルコの時のようにはならないだろうと確信しているが、タイヤにグレイニング(ささくれ摩耗)が起きる状況になった場合はどうなるか分からないと指摘する。 「トルコの時のようにはならないと思っている」 そうサインツJr.は語る。 「トルコは非常に特殊なケースだった。でも今回も、突然グレイニングが起きるなどすれば、週末の残りのセッションに疑問符がつく可能性がある」
Jonathan Noble