刑務所に服役する受刑者の文芸作品「プリズン アート展」 和歌山市
テレビ和歌山
全国各地の刑務所に服役する受刑者から寄せられた、絵画や詩などの文芸作品の展示「プリズンアート展」が、今日から和歌山市の県立図書館で始まりました。
この催しは、奈良県立大学講師の風間勇助さんを代表とする団体「プリズン・アーツ・コネクションズ」が「刑務所アート展」として2年前から東京で開いているもので、地方での開催は今回が初めてです。 会場には、全国各地の刑務所に服役している受刑者らが作った絵画や詩、短歌、俳句など40点が展示されていて、作品から、孤独な状況や過去の自分を悔いる感情、何かにすがりたい気持ちなど、受刑者の心の動きが読み取れるようです。
作品制作の表現で、受刑者が自分や他の誰かの存在と向き合うことが更生への道の一つとなることや、加害と被害、刑務所の内と外という立場の違いを超えた対話の場に繋げたいというのが催しの趣旨で、風間代表は「一人一人違う人間がそこにいるということを感じ取って頂ければ」と話しています。 この作品展示「プリズンアート展」は、来月18日まで和歌山市の県立図書館で開かれています。
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