「野生のヤマメを守りたい」放流だけに頼らない自然増殖を目指して川底を掘り起こし「人工産卵場」を作る取り組み【宮崎発】
自然環境での産卵も
この日の夕方、別の支流へと向かった。この地域には、自然の環境で産卵しているヤマメもいると聞いて探してみると… 1匹のメスに複数のオスがアプローチしている様子を発見。30センチ前後の大型のヤマメのペアの間に小さなオスが割り込もうとすると、追い払われた。また、メスが小石を掘り返す場面も。そこには自然の営みの姿があった。 上小丸川漁協では、この活動の他にも「米良鹿釣倶楽部」と共同で在来のヤマメを守る活動もしている。土砂崩れで上流にヤマメが居なくなった支流で、下流に居る在来ヤマメを釣り、人が釣って活かしたまま上流に持ち上がる「持ち上げ放流」の活動も実施している。 「野生のヤマメを守りたい」という願いの下、ヤマメが自然と共生できる環境づくりが進められている。 (テレビ宮崎)
テレビ宮崎