まさかの極秘情報が得られるかも…!? ”アンカツ”安藤勝己の競馬BARで土日は至福の競馬三昧!
「土日は昼から酒を飲みながら、元ジョッキーと一緒に競馬をたっぷり楽しみたい!」 という、コアな競馬ファンの夢をアンカツが叶えてくれそうだーー。 元ダービー騎手から、出走馬の”極秘情報”も… 競馬ファンなら誰もが知っている元名ジョッキーで現在は競馬解説者としても活躍している“アンカツ”こと安藤勝己氏(64)が、6月に『アンカツ競馬BAR』という名の居酒屋を都内にオープンさせた。 ◆1時間1500円でビールもワインも飲み放題! 「アンカツといえば、地方競馬の騎手が中央競馬で活躍する門戸を開いたパイオニア。地方の笠松時代はあの名馬・オグリキャップの主戦騎手として活躍し、中央に移籍後はG1を22勝、JRA賞最高勝率を2度も獲得。馬を動かすセンスと勝負強さに関しては、武豊以上と評価する競馬関係者は多かった」(競馬関係者) こんなアンカツが開いた居酒屋は、飲み放題で1時間1500円(税込み)、延長は30分500円という破格の値段設定となっている。 「安く好きなだけ酒が飲めて、ファン同士が楽しく集える店にしたかったんだよね」(アンカツ) ということで、こういう料金システムにしたというのだが、「この値段だと焼酎、サワーくらいしか飲めないんじゃないの?」と思う“呑んべえ”もいるかもしれない。しかし、飲み物の充実ぶりもなかなかのもので、焼酎・日本酒・各種サワーはもちろんのこと、生ビールも赤・白・スパークリングワインも、自家製サングリアまですべて飲み放題である。 店内のどの席に座っても競馬中継が見られるよう大画面テレビが計7台設置されており、雰囲気は場外馬券売り場そのもの。 中央競馬が開催される土曜、日曜日は昼の2時からオープンしているので、特別レースから酒を飲みながらのんびりと競馬を楽しめる、というわけだ。 「元料理長」アンカツ長男の出す美食に舌鼓 店は菊川駅(墨田区)から徒歩3分程度の住宅街にある。アンカツがプロデュースをし、切り盛りをしているのは長男の安藤駿佑氏(38)。 「平日は地元の競馬好きのお客さんが多いですね。土日は一口馬主もしているようなコアな競馬ファンが遠方からもいらっしゃいます。意外だったのが、中山開催のときは、昼間はあまりお客さんが入らなかったこと。考えてみると中山競馬場はうちの店から比較的近いので、みんな競馬場に行っちゃってたんですよね。ですから、競馬が終わった夕方5~6時くらいからどっと混んできます」(駿佑氏) 取材で店を訪れた日は、中山競馬開催のメインレース前だったため、たしかにまだまだ空席があったが、新聞やスマホで馬柱と“睨めっこ”をしている客の姿が目立った。 まさに場外馬券場風の居酒屋なのであるが、料理はフレンチ&イタリアン・テイストのものが多い。「香港人に教えてもらったガーリック海老チャーハン」などというメニューもあり、“競馬好き=やきとり”という固定観念を覆すものとなっている。駿佑氏は名古屋のホテルで料理の修行をし、大阪の飲食店の料理長を務めたこともある料理のプロなので、料理にはこだわりがあるのだという。一番のおすすめはA5ランクの黒毛和牛料理で、ローストビーフが900円、イタリアンステーキが1500円。 「かなりお得で絶対にお勧めです。大量に仕入れるのでこの値段で出せます」(駿佑氏) とのことなので、競馬ファンに限らずリーズナブルにグルメも楽しめる。 アンカツは現在、大阪に住んでいるが、来年9月くらいには店の近くに引っ越してくるそうで、 「G1の日は競馬解説の仕事があるので来られないけど、それ以外の土日はけっこうここにいることになると思うよ。テレビ画面は大きいし、酒もいろいろあるからさ」(アンカツ) とのこと。アンカツが店にいるということは、それこそパドックを見た後、アンカツから「この馬が来る!」という直前予想が聞けそうだが、 「俺さ、パドックとか見てもまずわかんないと思う。競馬番組でも、パドック解説してないでしょ。馬の状態が良いってことくらいはわかるけど、判断できるのはそれくらいかな。だからって当たんないよ(笑)」(アンカツ) とのことであった。飾らない人柄は、騎手時代から変わっていない。 「2004年のダービーをキングカメハメハで勝ったときは、『下手くそに乗っちゃったんだけど、馬が強いから勝てたよ』とコメントをしてましたが、普通の一流ジョッキーなら、『騎乗ミスしました』なんて、正直に話さないですよ。でも、そこが彼の魅力なんです。お店で声をかけたら、いろいろ本音の面白い話を聞けると思いますよ」(ターフライター・瀬戸慎一郎氏) 競馬場や場外馬券売り場近くの飲み屋もいいものだが、『アンカツ競馬BAR』で競馬を観戦しながら、ネットで馬券を買ってみる、というのはいかがだろうか? 取材・文:酒井晋介
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