宗山&金丸の注目ドラ1選手はプロの世界で羽ばたけるか「使わない理由はない」中で高木豊氏が注目した"仙台の難しさ"とは
今秋のドラフトでは明治大学・宗山塁と関西大学の金丸夢斗に大きく注目が集まった。宗山は5球団競合の末、楽天が交渉権を得た。金丸も4球団競合の末、中日がクジを引き当てた。 【画像】押さえておきたい「2024ドラフトの目玉」たちを厳選! 注目選手のプレー写真&寸評を一挙紹介 今ドラフトの目玉となった両選手について、プロの世界での活躍について早くも様々な見解の声があがっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月30日までに自身のYouTubeチャンネルに「【ドラフト2024】『1年目から使わない理由がない』『即戦力だが〇〇〇は鍛えないといけない』中日金丸投手と楽天宗山選手の起用法と育成について語る!!」と題した動画を更新。それぞれの活躍について分析した。 まず大学ナンバーワン遊撃手と称され、侍ジャパンにも選ばれるなど、六大学野球では鳥谷敬氏以来の逸材とも言われている宗山に関しては「使わない理由はない」と即戦力としながら、「最初は苦労するかもわからない」とコメント。理由としては「仙台のグラウンドは夜露もあるし、芝が濡れていたら送球の際に滑ることもある」と本拠地・楽天モバイルパークの特徴を踏まえ、いかにフィットできるかが活躍のカギを握るとした。 一方で、強肩が売りの選手でもあるだけに、そういった難しさはテクニックを覚えながら克服してほしいとした。 そして、打撃面においても二桁本塁打や、ゆくゆくは3割バッターとして率の残せる選手になってほしいと期待する。楽天では、今季ショートのレギュラーとして定着した村林一輝など強力なライバルがいる中で、アマチュア界ナンバーワンの逸材がどこまで割って入れるか期待が高まる。 一方の金丸もすでに侍ジャパンで活躍が認められるなど、プロ注目の左腕。最速154キロを誇り、制球力にも長けているとあって、中日投手陣を支える存在になると期待される。高木氏も、この制球力の高さを高く評価。1年目から二桁勝利を「完全に狙える」と、太鼓判だ。本拠地のバンテリンドームという広い球場も大きな武器とした。 一方で、金丸に関しても"課題"を指摘。同球場のマウンドでは、その制球力を活かし低めに球を集めるには走り込みが必要になってくるとし、下半身の強化を活躍のポイントに挙げた。 中日投手陣では、今季も12勝をマークした高橋宏斗が若きエースとして先発陣をリードしている。高木氏は高橋と共に勝ち星を積み重ねられれば、来季の中日は面白くなってくるとエールを送る。 両選手がどんなプロ人生を歩むのか。来季のパフォーマンスを楽しみにしたいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]