十和田の火山解説情報 マグニチュード2程度の地震が時折発生、今後の火山活動の推移に留意
27日午前11時、仙台管区気象台は青森と秋田県境にある十和田の状況に関する解説情報を発表しました。 仙台管区気象台の発表内容は以下のとおりです。 [見出し] <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 十和田では、23日以降マグニチュード2程度の地震が時折発生しています。今後の火山活動の推移に留意してください。 [防災上の警戒事項] 火山活動に十分注意し、立入規制等、地元自治体等の指示に従ってください。異変を感じた際には、想定火口や湖岸から離れてください。 [火山の活動状況等] 十和田では、22日に震源が中湖付近の深さ6kmと推定される火山性地震が一時的に増加しました。23日以降は減少しましたが、マグニチュード2程度の地震が時折発生しています。26日には、マグニチュード2.9(速報値)の地震が発生し、青森県三戸町で震度1を観測しています。 22日以降の火山性地震の発生回数(速報値)は、次のとおりです。 火山性地震 22日 228回 23日 21回 24日 4回 25日 5回 26日 21回 27日 5回(10時まで) 低周波地震や火山性微動は観測されておらず、地殻変動や監視カメラによる観測でも特段の変化は認められませんが、今後の火山活動の推移に留意してください。