東京株、一時600円超安 年末年始の米株さえず
2025年最初の取引となった大発会6日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に下落した。年末年始の米国株が総じてさえなかったことなどから、売りが出た。午前の終値は前年末比500円27銭安の3万9394円27銭。午後の取引では下げ幅が600円を超えた。 東京市場が年末年始で6連休となった間、米国市場では利益確定の売りが出て、主要株価指数はやや水準を切り下げた。6日朝は半導体関連株の一角などが買われて日経平均は小高く始まったが、勢いは続かなかった。特に自動車メーカーの下落率が大きく、「前月に大きく上昇した銘柄を中心に売りが出ている」(大手証券)との指摘もあった。 取引開始に先立ち東証で開かれたイベントで、日本取引所グループの山道裕己最高経営責任者(CEO)があいさつした。山道氏は今年の株式相場について「蛇は脱皮を繰り返しながら変化・成長を遂げる。昨年からまた一皮むけて成長したマーケットとなることを期待したい」と述べた。