「子どもたちに夢を」 沖縄のセンバツ21世紀枠、県立宮古高に表彰
来春の第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の「21世紀枠」で、沖縄県の推薦校に選ばれた県立宮古高校(宮古島市)の表彰伝達式が8日、同校であり、真栄田(まえだ)義光・県高野連会長が表彰状を贈った。与那覇寛大(かんた)主将(2年)は「素直にうれしい。これからも子どもたちに夢を与えられるチームとなり、地域の方々と一体となって頑張っていけるチームを目指したい」と抱負を語った。 宮古が県推薦校となるのは第79回大会以来2回目。県高野連は推薦理由として、秋季県大会のベスト4進出を挙げた。準決勝で沖縄尚学に1―3で敗れたが、沖縄尚学はその後、県大会と九州大会を制覇しており、接戦を演じた宮古の実力の高さがうかがえる。また、地域の生徒を中心としたチーム作りで、地域に良い影響を与えている点も評価された。 これまで春夏通じて甲子園出場はないが、23年夏の県大会で4強入り。23年12月にはプロ野球や米大リーグで活躍したイチローさん(51)から2日間の指導を受け、チーム力を磨いた。 21世紀枠は、12月に全国9地区の候補校に絞られ、来年1月24日にセンバツ出場の2校が決まる。【比嘉洋】