もう一品ほしい時に便利な「乾燥わかめ」、正しい戻し方知ってる?
食卓に登場する機会の多い「わかめ」。使い勝手もよく、便利な食材としてお味噌汁やサラダなどに使われている。中でも、乾燥加工し、保存性を高めた「乾燥カットわかめ」はを常備している家庭も多いのでは。『ふえるわかめちゃん』などの乾燥わかめを製造販売する理研ビタミンの大場加奈子さんに、上手な「乾燥カットわかめ」の戻し方について聞いた。 【画像】水切りのイライラを解消!ザルを使わないノンストレス水切り法
■いまさら聞けない! 作る料理によって戻し方もセレクト
乾燥カットわかめの戻し方として、もっとも重要なのは「少ない量の乾燥カットわかめでも、たっぷりの水で戻すこと」だと大場さんは言う。少量の乾燥カットわかめは、少ない水の量で戻しがちだが、乾燥カットわかめは、何倍もの水分を吸収するため、水の量が少ないと戻しムラができてしまうという。 「目安としては、乾燥カットわかめ3gに対して、300~500mlほどの量の水が必要になります」 戻し方としては3つ方法がある。1つ目は「水戻し」。戻し時間は5分で、シャキシャキと歯ごたえの強い食感に。また、戻す時間が少し長くなったりしても、食感が保たれるので一番失敗しにくい戻し方だと大場さん。 「食感や独特の香りが残りやすいので、お刺身と一緒に食べるなどがおすすめです」 2つ目は「お湯戻し」で、戻し時間は2分。時短であり、乾燥わかめ独特の臭いもなくなり、鮮やかな色に仕上がるのが特徴。色味が良いので、サラダなどがおすすめだ。 「乾物の段階で汁物に入れる時は、火を止める直前(もしくは直後)に。盛り付けて食べる時にちょうどよく戻ります。戻したものを使う場良いは、戻し品を器に入れ、その上から汁物を注ぐと、時間がおすすめです。時間が長くなると、柔らかくなるので、時間注意が必要です」 最後は大場さんがおすすめする「お湯戻し→水戻し」。お湯で15秒戻した後、水で15秒締める方法。初めにお湯で戻すことにより、乾燥カットわかめの独特な臭いも消してくれて、早く戻る。そこから水で戻すことで、シャキシャキ感が残って、歯ごたえも良くなる。 「水戻しとお湯戻しの良いとこどりの戻し方です。様々な料理に活用可能なのでおすすめですよ」