琴桜、首位を堅持 右に動き湘南乃海退ける「（相手が）仕切り線からずれていた。横から攻めようと」
◆大相撲 ▽夏場所１３日目（２４日、東京・両国国技館） 大関・琴桜（佐渡ケ嶽）が首位の座を守った。東前頭１０枚目・湘南乃海（高田川）との３敗対決。もろ差し狙いで立ったかと思われた次の瞬間、やや右へずれる動きから、上手出し投げで相手を転がした。 支度部屋では「（相手が）仕切り線から（やや右に）ずれていましたし、横から攻めようと思った結果、ああいう形になっただけです」と立ち合いからの動きを説明した。トップは新小結・大の里（二所ノ関）と２人になった。「まずは明日の相撲に集中するだけですね」と次に目を向けた。 八角理事長（元横綱・北勝海）は「琴桜は上手を取りにいったのでは。それにしても湘南乃海（の体勢）が低すぎる」と分析。幕内後半戦の高田川審判長（元関脇・安芸乃島）は「琴桜はよく相手を見ていた。変化ではない。上手を取りにいっただけ。よく見ていたし、冷静な相撲だった」と振り返っていた。
報知新聞社
