「生卵が苦手」なはずの「アルゼンチン人」が「日本のすき焼き」を食べて大感動…そのとき放った「驚愕のひとこと」
長野で働きながら、自転車の旅で農業体験も
この動画の中でMomokaさんのインタビューを受けたのは、アルゼンチン出身のパオラさんとトーマスさんのふたり。今回Momokaさんは、ふたりがまだ食べたことがないというすき焼きを食べてもらうべく、明治28年創業した牛鍋店「今半」から始まり、1956年に分離独立した「人形町今半」へ案内した。 高級すき焼き店として知られる「人形町今半」は、外国人人気も高く、現在インバウンドが殺到しているという。着物を着た仲居さんが入口から出迎え、お座敷では目の前でお肉を焼いてくれるという行き届いたサービスがすばらしく、外国人観光客にも喜ばれるという。実際に、パオラさんとトーマスさんも座敷の雰囲気、仲居さんの着物に注目し、料理が運ばれてくる前から好印象な様子が見て取れる。 アルゼンチンでは地元も同じだというふたり。トーマスさんの友人の誘いで、長野で働くことを決めて来日したそうだ。アルゼンチンを離れてみたかったのがひとつの理由だそうで、「もともと日本については何も知らなかった」とパオラさん。日本どころか、海外自体初めてだという。 日本での出来事として、長野を拠点に自転車に乗って目的地も決めずに各地をめぐり、静岡にたどり着いたエピソードを話してくれた。各地で数日泊まりながらの旅は10日以上かかったという。静岡では米農家で働く体験もし「最高の経験になった」「一生忘れられない思い出になった」とふたりは振り返る。 お互い言葉は通じないので、主にGoogle翻訳を駆使してコミュニケーションをとり、農作業で使用するトラクターの運転方法もこれで理解したという。ほかにも、沖縄の石垣島へも行ったそう。その土地土地が美しいことはもちろん、「人の温かさも忘れてはいけない」とパオラさんは言う。自転車の旅でいろんな人と出会い、その経験から日本が好きになったそうだ。 続いて話題は「好きな日本の食べ物」について。「全部」だと答えるトーマスさんは、外国人にも人気の数々の食べ物を挙げながら、「納豆までも愛している」と言う。一方、パオラさんは「私の前で納豆を食べないでほしい。癖が強すぎてだめ」と、納豆は苦手なようだ。しかし、同じ大豆の発酵食品を使う食べ物でも、味噌汁は好きだといい、「あれは原点にして頂点」と言い切る。 また、日本に来るまで生魚を食べたことすらなかったが、今では寿司が大好きだそう。生といえば、すき焼きは生卵で食べるが、これはどうだろうか。「食べたことはあるけど好んでは食べない」というパオラさんに伝えると、「食べてみようじゃないの」となんとも頼もしい。 また、トーマスさんが気になったのはすき焼きの肉だった。日本では馬肉を食べることも知っていたようで、その点が不安だったそう。世界には日本と同様に馬肉を食べる文化をもつ国もあるが、そうでない国のほうが多い。牛肉だと知って安心したようだ。