「たまにはいかがでしょうか」井上尚弥がルイス・ネリを撃破 1Rに驚きのダウンも逆転TKO勝利で防衛
◇プロボクシング WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 王者・井上尚弥-WBC同級1位ルイス・ネリ(6日、東京ドーム) 【画像】マーロン・タパレス選手をくだし2階級での4団体制覇を達成した井上尚弥選手 4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥選手が6日、元世界2階級制覇王者のWBC世界スーパーバンタム級1位・ルイス・ネリ選手との防衛戦(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)に臨み、6回TKO勝利。防衛に成功しました。 対戦後、勝利した井上選手は「東京ドームで34年ぶりの日本人メインイベント、自分自身すごいプレッシャーがあったんですけど、こうしてみなさんの力が僕のパワーになりました。本当にありがとうございました」と率直に話し、ファンへの感謝も忘れませんでした。 さらに、「倒した瞬間というのはもういつになく最高の気持ちですけど、みなさん1ラウンド目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか」と、第1ラウンドにネリ選手の左フックを受け、プロ初となるダウンを取られた驚きの展開にふれました。 それでも、ダウン後には笑顔を見せたという井上選手。第1ラウンド後、セコンドを務めた父親でありトレーナーの真吾氏からかけられた言葉については、「もう覚えていないですよ。自分自身必死だった。ただダウンした瞬間に落ち着いて対処することができたので、普段のイメトレがこうしてここで出たと思います」と興奮した様子でダウン後の心境を明かしました。
また、リングに招かれたIBF・WBOのスーパーバンタム級1位、サム・グッドマン選手を隣にし、「9月頃、隣にいるサム・グッドマンと防衛戦をしていきたい、これから交渉していきたいと思います」と明かすと、グッドマン選手も「自分もベルトをかけて、ベルトがほしくてここまでやってきました。絶対やりましょう」と呼応しました。