城戸康裕が初の巌流島ルールに「負けても傷つかない。勝てば美味しい。ノーリスクハイリターン」【JMAEXPO】
「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日、神奈川・横浜BUNTAI)に出場する元K-1ファイターの城戸康裕(谷山ジム)が初の巌流島ルールでの試合について「ノーリスクハイリターン」などと語った。 城戸は押し出し、投げ、寝技もありのルールで大相撲の元前頭3枚目・照強(大相撲/日本)と対戦する。 会見後の取材で城戸はこの試合を受けた理由について「お金です! それ以外の何物でもないです。あとはお祭りだから出ましょうよという皇治君の意見」とあっけらかん。 試合については「例えば寝技で関節を極められたり、パウンドされたり、押し出しされても何の痛手もない」「明日は鬼ごっこ。向こうは捕まえたいし、こっちは捕まりたくないし。逃げ足には自信がある」という考え。
とはいえ「体重差は40kg近くあるけど、相手は身長が12~13センチ小さい。そこに勝機があるかなと思う。それこそ、今回の大会でプレリミに出る朝太と練習することがあるんですが、朝太は俺に触れられない。あと、向こうのスタミナ切れ待ち。相撲は10~15秒の世界。こっちは3分3R動き回る。相撲が540秒戦うことはない。そこにアドバンテージはある」ともちろん勝算はあり。「ガオグライとマイティ・モーの再来。あの試合のような試合を見せたい」と2004年のK-1で体重差が53kgあったマイティ・モーをガオグライ・ゲーンノラシンが右ハイキックでKOした試合を挙げるように、フィニッシュは右ハイキック狙うつもりなのか!? そして「寝技で倒されてパウンドやられようが、押し出されようが、俺の今までの戦績とかプロモーションは全く傷つかない。逆に勝てばすごい。美味しい。ノーリスクハイリターン。ただパンチでぶん殴られて倒れたら、これはやばい。“お前、何やってんだ”と言われる可能性はある。でも、倒れても“さすがヘビー級。やっぱヘビー級のパンチはレベルは違うわ。やっぱ俺、70kg級だ”と言えばいいだけの話(笑)。そこまで考えている。全部逃げ道がある戦いだなと思っている」と最後まで城戸節全開だった。