【速報】市原ホテル強盗殺人、関与疑い浮上で男を聴取 千葉県警捜査本部
千葉県市原市中高根のホテルで、女性従業員(56)が殺害され、手首を縛られた状態で今月1日朝に見つかった強盗殺人事件で、千葉県警市原署捜査本部が、事件に関与した疑いがあるとして男1人から事情を聴いていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査本部によると、殺害された女性従業員は、ひものようなもので首を縛られ、首や腹に複数の刺し傷や刺し切られた傷があった。2日の司法解剖の結果、死因は窒息や出血性ショック、もしくはその両方の結果による可能性が高い。凶器とみられる刃物はホテル内から見つかっている。
事件通報時の1日朝、警察官が現場に駆け付けた際、ホテルの防犯カメラのレンズを覆うようにタオルが巻かれていた。捜査関係者によると、カメラにはタオルを巻く様子が写っていた。犯行を隠す目的だった可能性がある。 現場検証の結果、数万円とみられる現金の被害が判明した。ホテル客室の自動精算機も破損していて物色を試みた形跡はあったが、精算機には現金が残されていたという。捜査本部は精算機以外の場所から現金が奪われたとみている。 現場は小湊鉄道の馬立駅から約2キロの場所にあり、各客室や事務所が独立した形式のホテル。女性従業員は10月31日夜から1人で夜勤に入っていて、11月1日朝、事務所で倒れているところを出勤した店長が見つけた。