「尹大統領を逮捕しろ、検察に奪われるのか」…韓国・警察庁前に弔花とメッセージ
【12月12日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領による「非常戒厳」宣言騒動に関連して、警察庁前に弔花が置かれるという出来事があった。 ソウル市西大門区にある警察庁舎の正門付近のフェンスに12日午後、「ユン・ソンニョルを逮捕しろ、検察に奪われるのか」という内容が書かれた弔花が置かれていた。 これは検察と警察の間で捜査競争が激化している中、警察による迅速な捜査を促すメッセージと解釈される。 現在、非常戒厳令に関する捜査は、軍検察が関与する「検察非常戒厳特別捜査本部」と、警察・高位公職者犯罪捜査処(公捜処)・国防省調査本部による「共助捜査本部」の二つに分かれている。同本部は同日午後、初の実務協議会を開いた。 警察庁国家捜査本部非常戒厳特別捜査団は11日、公捜処や国防省と共に「12・3非常戒厳事態」をより迅速かつ効率的に捜査するため、共助捜査本部の運営を開始すると発表した。 一方、同本部から外された検察は、構成過程で一切連絡を受けていなかったとして困惑した様子を見せている。 警察側では、申請した令状が検察によって一部請求されなかったことに対し、「捜査の横取りだ」という不満が出ている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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