英国編集部が選ぶ「同僚にプレゼントしたいクルマ」とは? シークレット・サンタやってみた
ダチア・スプリング
MT:小型車にこだわるなら、ダチア・スプリングだね。 RL:朝軽く運転しただけで、航続距離が8kmも残っているクルマ? MS:僕が持って来た。イリヤに。とても喜んでくれたよ。シークレット・サンタをすると、誰かが必ず「予算は10ポンドまで」と口を挟む。だから、誰かに実用的で喜んでもらえる、コストパフォーマンスの良いプレゼントを贈れば、相手は「ありがとう」と言うはずだと思った。相手を困らせたり、無礼な態度を取ったりしたくないから。 SC:でも、見た目は悪くない。おもちゃじゃない。多くの人の生活にフィットすると思う。 MS:クラッカーのおまけの小さなツールセットとはわけが違う。便利で、価値がある。もし僕が持っていたら、たくさん活用するだろう。それに、1万5000ポンド(約295万円)のクルマに何を期待できるだろうか? SC:1万5000ポンドのEVもだ。 MS:1万5千ポンドのガソリン車を手に入れるのは、今ではとても難しい。EVならなおさらだ。 RL:ダチアに感謝だ。この価格なら、中古車を購入する方がいいと思うかもしれないが、保証付きで新しいEVが購入できるというのは素晴らしいよ。 それに、アミのようなおもちゃでもない。 IV:リンロンのグリーンマックス・タイヤとかを見ると……。でも、実際に運転してみると、いいよね。僕はダチアが気に入っているし、いつも驚くほど良い。高価なクルマという感じはしないが、高価なクルマに見せようとしているわけでもない。 RL:僕は今ダスターに乗っているけど、実に良いクルマだ。コーナーをきれいに曲がれるし、ステアリングの反応も良い。クルマのポジショニングとの相対的な話だけど。 IV:本当に安価でベーシックなサスペンションを備えたクルマとしては、乗り心地はかなり良い。でこぼこ道でもガタガタしないし、左右に振られることもない。すべてにおいて問題ないし、それがダチアの素晴らしいところだ。 驚くほど安いのに、十分以上の価値がある。このスプリングは、ダスターほど完成度は高くないが、EVをこれほど低価格で提供しているのは、本当に素晴らしい成果だ。 SC:ダチアの好きなところは、ライバルたちを苦しめているからだ。ダチアが新しいモデルを発売するたびに、対抗車種を販売している人たちは「しまった」という感じになるのがわかる。 ■ダチア・スプリング マット・ソーンダースからイリヤ・バプラートへ 価格:1万4995ポンド(約295万円) 試乗車価格:1万4995ポンド 最高出力:45ps 航続距離:225km