狩野英孝が絶叫! エイリアン初心者の村重杏奈もドハマり『エイリアン:ロムルス』4DX上映イベント
恐怖の原点にして頂点である『エイリアン』(79)の“その後の物語”を、『ドント・ブリーズ』(16)の鬼才フェデ・アルバレス監督、“エイリアンの創造主”リドリー・スコット製作で映画化した『エイリアン:ロムルス』(9月6日公開)の最速&最恐試写イベントが、8月27日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催。お笑い芸人の狩野英孝とタレントの村重杏奈が登場し、最新作の恐怖を語り尽くした。 【写真を見る】狩野英孝&村重杏奈も大興奮!『エイリアン:ロムルス』の恐怖を語り尽くす 「エイリアン」シリーズといえば、第1作目『エイリアン』で大型宇宙船の中でエイリアンに次々と襲われる恐怖を描き、世界中の人々を魅了。寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”の物語は、その不気味なデザインや主演のシガーニー・ウィーバーら名優たちによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、第52回アカデミー賞視覚効果賞をはじめ数々の賞を受賞した。最新作『エイリアン:ロムルス』は、『エイリアン』のその後の物語で、エイリアンの恐怖に遭遇する若者たちの奮闘も描かれる。 この日、“芸能界を代表する怖がり(!?)”と紹介され、ステージに登場した狩野。スタッフからエイリアンの第2形態が巻き付いたマイクを手渡しされると、「おぉ!びっくりした!こういうのやめてくださいよ~(笑)」とさっそくビビりながらも、「僕がやっているゲームでも結構エイリアンが出てくるんです。エイリアンの免疫があるので、びっくりするシーンがあっても“こんな感じか”という程度で全然怖くなかったです!」と思わず出たリアクションとは正反対に強気の挨拶。 本作で初めて“「エイリアン」デビュー”を果たしたという村重は、さっそ“エイリアンの魅力に大ハマりした様子で、「もともと怖いのはあまり得意ではなくて、どちらかというとちょっと苦手なジャンルではあるけど、『エイリアン:ロムルス』はストーリーがおもしろかったのと、村重と同世代だろうなという若者たちが一生懸命エイリアンに立ち向かっていく姿にドキドキハラハラが止まらなかったです!アトラクションみたいな映画でした!」と笑顔でを見せた。また、村重は本作の女性ヒロインのレイン(ケイリー・スピーニー)をイメージした衣装で登場し、「いまならエイリアンをやっつけられるかも!」と意気込んだ。 9月6日(金)に迫る日本での劇場公開より一足先に、最新作『エイリアン:ロムルス』を鑑賞した2人。人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた宇宙ステーション“ロムルス”で、宇宙最強にして最恐の生命体エイリアンに遭遇するという恐怖の物語を鑑賞した村重は「ハラハラ感が半端ない。エイリアンってあんなに怖いんですか!?というくらい。あんな急ピッチで進化するのも怖すぎる」と興奮気味にコメント。 一方狩野は「怖さといった意味で言うと、僕は心霊スポットやお化け屋敷とか、いろんな恐怖体験をしてきたので、エイリアンがだんだん可愛く見えてきたくらいですよ」と強気にコメント。村重に「それはないでしょ!」とツッコまれるも、変わらず狩野は「ペットとして飼いたいくらい!」と虚勢を張り続けていた。 ここで試写鑑賞時の映像が上映されると、強気な発言とは裏腹に、エイリアンを見た狩野がビビり倒す様子がデカデカと映しだされた。本来のリアクションを暴露された狩野の姿にすかさず村重が「なさけないですよ!(笑)」とツッコむと、狩野はようやく、「正直めちゃくちゃ怖いです。誰でもこうなりますよ。視覚や音も怖いんですが、静寂も怖いんですよ。いつどこでなにが出るのかなにが来るのか、嵐の前の静けさってこういうこと?ってなる」と胸のうちを吐露。 村重も「逆に待っていたのに来ないシーンもまた怖い。驚かせのプロですよね」と、思わず声をあげてしまうほどのスリルを味わったと語った。特に今回鑑賞した4DXの迫力には圧倒されてしまったと言い、狩野は「この状況からどうやって逃げるの?って本当に“無理ゲーのオンパレード”。エイリアンを攻撃して倒せたらいいんだけど、エイリアンの体液は酸性だから、攻撃したら自分が浴びちゃう。その状況から若者たちが戦って生き残っていくカッコよさが良かったですね」と劇中の若者たちを称える。 また「体液がプシャっと出るシーンがあります。僕も“溶けちゃう!”って焦ったけど、それは酸性ではなく水なのでご安心を」と言って、会場を笑わせた。 続いて村重は、若者たち6人の人間ドラマにも言及し「びっくりハラハラな展開はもちろん、レインの逞しさと弟アンディの安心感も良かった。アンディはすごく優しい子なんですが、『アンディ行かないで~!』というシーンもあったりして。私も弟がいるので“苦しい”って思いながら見ていたんですが、2人が勇敢にエイリアンに立ち向かっていく姿にも心がジーンとなりました。1作品でいろんな感情が沸き上がった」とその魅力をコメント。 「若者というだけあって、皆さん意志が強い。窮地に立たされた時に、思わぬ本音が出たりだとか。そういう人間性にもゾクっとしました」とも語り、狩野もまた、「この作品はサバイバルスリラーだけど、友情、恋愛、家族愛が詰まっているところも魅力的。若者たちの行動力、決断力にも心動かされますよね」と語った。 エイリアンの恐怖に匹敵する恐怖体験を問われた2人。村重は、なりすましメールが来ると語り、狩野はSNSにアップした画像で自宅が特定されるというまさかの恐怖体験を暴露し、会場を盛り上げた。 エイリアンについてのトークが白熱したあと、最後に村重が会場に集まった観客たちに向けて、「すごく近未来的な映像にもなっていて、何年後はこんな感じになっているのかなというのも楽しかったし、“エイリアンパニック”にハラハラドキドキした。観終わったあといろんな感情があふれ出るような、壮大な映画になっていると思います。皆さんが思っているより“エイリアンエイリアン”しているので、心して観てください」とアピール。 狩野も「ストーリーはもちろん、映像、音、迫力と、とにかくすばらしい作品になっています。この夏の一番最高の思い出になるんじゃないかと思っています」とメッセージを贈り、イベントは終了した。 フォトセッションで等身大のエイリアン第2形態がくっついたフォトパネルが登場すると、不意打ちをくらった狩野がまたもやビビり倒し、映画同様、終始舞台上でもハラハラドキドキを味わう狩野とは対照的に、会場は再び爆笑の渦に包み込まれた。 文/山崎伸子