小池都知事定例会見10月28日(全文1)豊洲市場問題で11月1日臨時会見を開催
東京都の小池百合子都知事が28日午後2時から定例会見を行った。 東京五輪のボート会場見直し問題で小池都知事は、代替会場候補である長沼ボート場の視察やIOCのバッハ会長と会談を済ませた後に今月中に判断を示す方針を明言している。また、東京都は、豊洲市場への移転問題を話し合う市場問題プロジェクトチームの2回目の会合を25日に開催し、プロジェクトメンバーと設計を担当した日建設計と建物の構造の安全性について議論をした。 【中継録画】小池都知事の定例会見 五輪会場や豊洲市場など午後2時から
フラッグツアーで11月12日、三宅村、御蔵島村を訪問
東京新聞:これより、今月最後の知事の定例会見を始めます。知事、よろしくお願いします。 小池:まず今日は4本ほど、私のほうからお知らせする件がございます。まず冒頭に三笠宮崇仁親王殿下におかれまして、昨日、薨去されました。ご回復を願っておりましたけれども、残念でなりません。特に古代オリエント史、それから中近東文化センターなどとても素晴らしいご功績を残しておられるだけに、本当に寂しい思いでございます。心より哀悼の意を表したく存じます。 それからフラッグツアーに関するお知らせでございます。11月の12日に三宅村、御蔵島村を訪問いたします。これは三宅村でのフラッグツアーイベント、それから同日に開催されます、三宅島エンデューロレースに参加しまして、併せて視察を行うものでございます。それから三宅島から御蔵島、これ約20キロ南の地にあるんですが、こちらのほうでも訪問をする予定となっております。以前から東京の島嶼部にも1つずつ島巡りをしたいと申し上げてまいりましたので、小笠原、硫黄島に続くこの2つということになります。
ヒューマンライツ・フェスタ東京2016の開催について
それから3番目がこれもオリンピック・パラリンピック絡みといえるわけですが、ヒューマンライツ・フェスタ東京2016の開催についてのお知らせでございます。このイベントはオリンピック・パラリンピックを契機といたしまして、人間尊重の理念を浸透させると。そういった社会をつくるために、また実現するために開催をするというのが目的となっております。今回は2回目となりまして、障害者の人権をメインテーマにしているわけで、障害のある方もない方も、また小学生から大学生、そして企業など企画運営に参加していただくイベントとなっております。 開催の期間は11月の4日から6日の週末にかけてであります。3日間。会場が東京国際フォーラム。そしてシンポジウム、これ初日に行われますけれども、私も参加をいたしまして、かねてよりダイバーシティっていうことを政策の中心、3本柱の1つに挙げておりますので、まさしく誰もが生き生きと生活して活躍できる、多様性が尊重されるシティー、ダイバーシティの実現に向けてメッセージを発信することといたしております。 このイベントでは今年の4月に施行されました、障害者差別解消法、これに関する都民向けの啓発動画を流すことといたしております。それからパンフレットも配布をさせていただきます。動画もございますので、ちょっとご覧いただければと思います。この。 照英(VTR):都民の皆さん、障害のある人もない人も共に暮らす共生社会を目指して、障害者差別解消法ができました。法律のこと、知ってくださいね。さあ、みんなで。 小池:これいろんなパターンがございまして、その中の1つをご覧いただきました。照英さんが法律の趣旨や求められる対応などを分かりやすく解説してくださっています。そしてこれを、動画など、まちの大きな液晶画面などにこういった啓発ビデオを流すことによって、広く都民に周知を図りたいと思います。そして今年は、ヒューマンライツ・フェスタの最終日には拉致問題の都民集会も併せて実行することとなっておりまして、私も参加をし、そして拉致問題解決に向けたメッセージを発信する予定となっております。これらにおきまして私もそれぞれ参加してまいることといたしております。 それから次に、情報公開ということを私の東京大改革の柱にして、一番大きな柱は情報公開。政策としてダイバーシティ、セーフシティ、スマートシティ、こういうふうな設計としているわけでございますけれども、その中の情報公開の1つとして、新たな公益通報制度を実施することといたします。公益通報制度につきましては、都政改革本部の情報公開調査チームが検討を進めてまいったわけでありますけれども、来月11月の1日から外部窓口を設置いたします。そして職員の法令違反などについて都民の皆さま方から通報を受ける新たな制度を開始するものでございます。