重賞馬を母に持つアルジーヌがオープン入り 西村淳「いい流れで馬も落ち着いていた」【博多S/小倉11R】
29日、小倉競馬の開幕を飾るメインの博多S(3歳上3勝クラス、芝1800メートル)は、2番人気のアルジーヌ(牝4・中内田)が中団追走から4角手前で一気に先頭に並びかけてそのまま押し切り勝ち。勝ち時計は1分46秒5(良)。 ハナを奪ったヴァモスロードが前半1000メートル57秒4とハイペースの逃げ。そこにマテンロウアレスらが先行争いに加わってタフな流れになったが、その展開を早めに外から押し上げて行き、1番人気のセブンマジシャンを寄せつけなかったのだから強い内容の競馬だった。 「いい流れで馬も落ち着いていました。自信を持って乗りましたし、プラス体重(24キロ)は前走で減っていたのもあるけど成長分と思います」と西村淳は完勝にも涼しい顔だった。 母キャトルフィーユは14年クイーンSをレコードで制して6歳2月まで重賞戦線で活躍した。血統的にもこれからの馬でキャリア8戦とまだまだ伸びシロは十分。今後の予定は未定だが、重賞でも差のない競馬をしているセブンマジシャンを相手に快勝しただけに、オープンでも十分に太刀打ちできそうだ。
東スポ競馬編集部