【スパーキングレディーC】〝砂上の名牝〟だった母に続け! 新星誕生の予感ミラクルティアラ
[JpnⅢスパーキングレディーカップ=2024年7月3日(水曜)、川崎競馬場・3歳上牝、ダート1600メートル] ミラクルティアラ(牝4・栗東=野中賢二厩舎) 父ヘニーヒューズ 母ミラクルレジェンド 母父フジキセキ ここまで14戦して12戦で複勝圏内という安定感抜群の走り。2歳10月にデビューし3戦目の未勝利戦(阪神ダート1200メートル)で初勝利を挙げると順調に勝利を重ねる。 昨年8月には古馬相手に2勝クラス・大通公園特別(札幌ダート1700メートル)を堂々の逃げ切り勝ち。その後は3勝クラスを5戦し2着4回と勝ち切れずも、オープンクラスで好走中のサーマルソアリングやGⅢアンタレスSを制覇したミッキーヌチバナと強敵相手との敗戦もあっただけに中身の濃い走りだった。前走の3勝クラス・上総S(中山ダート1800メートル)は自分のペースに持ち込むとクビ差ながらもしっかりと逃げ切り順当に勝利。なお、厩舎解散のため今回から野中賢二厩舎の管理馬として新たなスタートを切る。 地方競馬、ナイター競馬、そして重賞初挑戦と初物尽くしだが、一気に克服して不思議ないだけの潜在能力は秘めている。母は砂上で通算12勝と大活躍した名牝ミラクルレジェンドと血統的な裏付けも十分。牝馬戦線に新星誕生を予感させる走りに注目が集まる。
東スポ競馬編集部