立憲民主党本部に離党届を提出したのち、記者団の質問に応じる蓮舫氏＝１２日午後、東京都千代田区（三尾郁恵撮影）

立憲民主党の蓮舫参院議員（５６）は１２日、東京都知事選（２０日告示、７月７日投開票）への立候補に向け、同党に離党届を提出した。無所属で出馬し、１２日に立候補を表明した小池百合子都知事（７１）らとの対決に臨む。蓮舫氏は離党届提出後に党本部で記者団の取材に応じ、都知事選への意欲などを語った。やり取りの詳報は次の通り。（深津響） 【表で比較】小池百合子都知事と蓮舫氏の主な経歴 ──小池氏と対決することへの意気込みを 「とにかく私は挑戦者ですから、現職の方の余裕とか、強さとか、そういうものを学ばせていただきながら挑戦をしていく立場だな、という思いで臨みたいと思います」 ──どういう争点で戦うか 「都知事の権限というのは幅広く、とても大きいものがあると思います。さまざまな政策で、よいものは残していくのは当たり前のことです。ただ、子育て政策にしてみても、もう少し足すところはないんだろうか、あるいは引くところはないんだろうか。公約でそれを発表していきたいと思っています」 ──公約はいつごろ発表するのか。内容はどうなるか 「最後のまとめをしているところです。来週早々にでも発表できればと思っています」 ──無所属で出馬する意義は。国民民主党などからは「支援が難しい」といった発言も出ているが 「２０年間、民主党、民進党、（旧）立憲民主党、そして新しい立憲民主党とお世話になった政党なので、いろんな思いもあります。ただ、一般的に首長選となりますと、やはり無所属というのが普通の景色だと思っていますので、都民のために無所属という形を選びました。一人でも多くの都民の皆さま方にご支援をいただきたいと思っておりますので、党派を超えて背中を支えていただければと思っています」 ──改めて都知事選への意気込みを 「政策もまとめればまとめるほど、街に出て演説をして声をかけていただけばいただくほど、本当に頑張ろうという思いは強くなっていますし、もっと東京はよくなると思っていますので、私の思いをもっともっと広げて、本番に臨んでいきたいと思っています」 ──国政に別れを告げて都政に乗り出す心境を