中国チベット自治区地震 126人死亡 3500超の家屋倒壊
ティンリ、中国、1月7日 (AP) ― ネパールに近い中国西部の山岳地帯で1月7日朝、大きな地震が発生し、少なくとも126人が死亡、余震が続く中で多数が倒壊した建物の下敷きになっている可能性がある。 新華社通信によれば、この地震で3500棟を超える家屋が倒壊し、少なくとも188人が重軽傷を負った。 米地質調査所はチベット自治区ツガツェ県ティンリを震源とする地震が発生したと発表した。震源はエベレスト山の北東75キロで、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグにチュートは7.1と推定される。 震源地は、インドプレートとユーラシアプレートが衝突し、ヒマラヤ山脈の隆起を引き起こした場所。 中国国営テレビCCTVによれば、震源付近の平均標高は4200メートルで、チベットの首都ラサから380キロ離れた震源地から5キロ以内の地域には、一握りの集落しかないという。 地質調査所によれば、地震が発生した地域では、過去100年間に少なくともマグニチュード6の地震が10回発生しているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)