大谷翔平の試合前ルーチンを弟子から吸収 巨人・山崎伊織が「アウトプット」で高め合う合同自主トレ
巨人の山崎伊織投手(26)が6日、赤星優志投手(25)、育成右腕の園田純規投手(19)とG球場で合同自主トレを開始した。後輩たちを引っ張りながら高め合う背番号19の姿を、巨人投手担当の水上智恵記者が「見た」―。 ********* 息を切らしながらも、後輩たちに声をかけた。球場開きとなったこの日、G球場で伊織組自主トレが始動。ランニングメニューを中心に3人で練習を行った。後輩との練習は自身にとってもプラスになる。「アウトプットすることで口で説明して、自分のいいところ、悪いところの判断がつくようになる。そこはシーズンにつながっていく」との言葉通り、アドバイスを惜しまなかった。 さらに園田が講習を受けてきた「プライオボール(PB)投げ」も練習に取り入れた。PBは大谷翔平が試合前のルーチンで取り入れており、100グラムから1・5キロまでの6種類の重さの違うボールを投げるというもの。流行に敏感な後輩からも“学び”を得ていた。走路で行ったシャトルランでは「きつい!」と倒れ込みながら「園田くんも頑張ってるからやらなあかんな! 頑張れ!」と激励して引っ張った。 弟子入りを志願した園田は「キャッチボールも横から見ることができてうれしい。これから技術的なこともどんどん聞いていきたい」と目を輝かせた。今季は「開幕投手をやりたい」と掲げた。この日の言葉、態度からはチームを背負う責任と覚悟をより強く感じた。身も心も、エース格へと成長している。(水上 智恵)
報知新聞社