ホンダが斬新「スゴいCR-V」公開! 800馬力の「V6×ツインターボ」搭載した“超パワフル”仕様!「野獣」を名乗る“超異端モデル”米国で登場!
「CR-Vの“羊の皮“をかぶったレーシングカーの“獣“」
ホンダ・レーシング・コーポレーションUSA(HRC US)は2024年11月5日(現地時間)、米国ラスベガスで開幕した『SEMA SHOW 2024』で、「CR-Vハイブリッド」をベースとしたレーシングカー「CR-V ハイブリッドレーサー」を実車展示しました。 【画像】ド迫力ウィング&ワイドボディ! めちゃ早そうな新型「CR-Vハイブリッドレーサー」を画像で見る(60枚以上)
CR-V ハイブリッドレーサーは、2023年2月にホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)が初公開したレーシングカーです。 この車両は、HPDのエンジニアとアメリカンホンダの北米自動車デザイン部門(NAAD)のデザイナーが発案・設計し、アメリカンホンダの自動車開発センター(ADC)のレーシングチーム(HART)によって製造されました。 今回実車展示された車両は、2024年1月にHPDがHRC USへと社名を改名した事に伴い、新たなラッピングデザインを纏っています。 新デザインは、カラーパレットにHRCカラー(赤・青・白)/トリコロールを採用し、先代のグラフィックを引き継ぎよりレース車両に寄せたデザインへと変更されました。 以前のラッピングデザインはハイブリッドパワートレインにインスパイアされており、ホンダブルーからホンダレッドに放射状に広がるドライブトレインの二重性を象徴したものでした。 今回の新グラフィックは、前デザインを引き継ぎつつ、よりレース車両に寄せたHRCらしいデザインへと変更されました。 開発コードに「The Beast(野獣)」を用いられ、その名に恥じない大胆で“野性的な”エクステリアデザインとなっています。 ベース車とされた2024年モデルのCR-V Hybridの面影はあるものの、巨大なアンダースポイラーや大胆なオーバーフェンダー、ディフューザーリアウィングが装備されています。 ワイド化されたボディと極端なローダウンが図られ、まさに野獣が構えているようなワイド&ロースタンスに仕上げられています。 ボディは「ハイブリッド」な構造になっており、上半分は6世代CR-Vのスチールボディを使用し、下半分はカーボンコンポジット構造に大型なフロントスプリッターとフレアフェンダーが組み合わされています。 フロントドアは、上部半分が斜め上に向かって開く「バタフライドア」を採用しています。 インテリアは、レーサー仕様らしく無駄なものがなく、フルバケットシートとレースステアリングが備わっています。 パワートレインは、最高出力約800馬力を発揮する2.2リッターV型6気筒ツインターボエンジン+Empel MGU社製モーター+Skeleton社製スーパーキャパシタからなるハイブリッドパワートレインを搭載し、パドルシフト付きXTRAC社製6速トランスミッションを組み合わせています。 燃料は通常のガソリンではなく、シェルの100%再生可能なレース用燃料が使用されます。 足回りには、HPDが開発したアキュラ「NSX GT-3 Evo22」で用いられたフロントサスペンションやフロントブレーキ、ダラーラ「IR-18」で用いられたリアサスペンションやリアブレーキなどを採用しています。 なおCR-V ハイブリッドレーサーは、市販化予定がないプロジェクト車両となります。
くるまのニュース編集部