食べ放題の店で食べ残しを「持ち帰り」しようとしたら罰金と言われました。すでにお金を払っていても持ち帰りはNGでしょうか?
食品ロス削減に向けて
消費者庁、農林水産省、環境省、厚生労働省が示したガイドラインによれば、日本ではまだ食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」が年間約621万トン発生し、約339万トンが食品業界から出ています。なかでも外食産業は全体の35%と3分の1を超え、飲食店での食べ残しが多くの割合を占めているのが現状です。 一部の自治体では、飲食店における食品ロス削減に向けて「食べきり運動」や、自己責任のもとでの食べ残しの持ち帰りを呼びかける動きが広がっています。 ■食べ残しを持ち帰る場合どうするべき? 食べ残しを持ち帰る場合は、そのリスクを十分に理解したうえで自己責任で行うことが大切です。持ち帰る際には、刺身などの生ものや加熱が不十分な料理は避け、加熱が可能な料理を選びましょう。 自分で詰める場合には、手を清潔に保ち、清潔な容器や箸を使用してください。また、食品の水分はしっかりと切り、浅い容器に入れて冷えやすい状態を保つことが重要です。 帰宅後は、できるだけ早く料理を食べるようにし、再加熱が必要な場合は中心部までしっかりと温めましょう。少しでも異常を感じた場合は無理に食べず、処分することをおすすめします。
食べ放題の店で「食べ残しを持ち帰りしようとしたら罰金」と言われた場合、その店のポリシーに従う必要がある
食べ放題のサービスは、決められた時間内に店内で提供されるメニューを楽しむことを前提としており、持ち帰りは基本的に許可されていない場合が多いです。お金を支払っているからといって、持ち帰りが許可されるわけではない点に注意しましょう。 出典 消費者庁、農林水産省、環境省、厚生労働省 飲食店等における「食べ残し」対策に取り組むに当たっての留意事項 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部