米メディア、山本由伸獲得に尽力したド軍GMのコメントにフォーカス「MLBの洗礼を浴びる可能性もある」と名門の一員としての重圧にも言及
今オフ、新たにロサンゼルス・ドジャースの一員となった山本由伸は、球団との間に12年3億2500万ドル(約455億円)という大型契約を交わしたことで話題となった。そんな巨額の契約を交わしたことでメジャーデビューシーズンへの期待感は、日を追うごとに高まっている。 【PHOTO】10年総額約1015億円でドジャースに移籍!ユニホームを身に纏い入団会見を行った大谷翔平の厳選ショット! 今季ドジャースは、“日本人スター”大谷翔平獲得をはじめ、例年では類をみないほどの大型補強を敢行し、ワールドシリーズ制覇を見据えている。すでにエース級の位置付けとも言われている山本の話題は連日のように米国内のメディアを賑わせており、初めてメジャーのマウンドを踏む日本人右腕が担う重責は軽くない。 米スポーツサイト『sportskeeda』は現地時間1月17日、公式サイト上で山本のドジャース入りの経緯を辿りながら、獲得に尽力したドジャースのブランドン・ゴームズGMのコメントを掲載している。 トピックでは「長い間、ニューヨーク・ヤンキースがヤマモトを獲得する最有力候補とみられていた」と振り返り、「ヤンキースは3億ドルのオファーを出したと伝えられているが、最終的に獲得したのはドジャースだった」と、ヤンキースとドジャースが水面下で繰り広げていた“争奪戦”を振り返った。 その上で、米ポッドキャスト番組「ザ・ショー」にゴームスGMが出演した際のコメントに言及。ゴームスGMは「ヤマモトは勝つことを求めていた」と語り、ドジャース入りを決断した要因が、勝利への強い意欲だったと説いている。 同メディアは、山本に先んじて大谷、さらにタイラー・グラスノーがドジャース入りを果たしていたことにも触れ、「これらの動きを見て、ヤマモトは他の競合相手と比較した場合、ドジャースが勝つ可能性が最も高いと確信したのだろう」と見通している。 また、「今、世界トップクラスのタレントがひしめくチームで、ヤマモトは2024年に最高のパフォーマンスを発揮するチャンスが与えられ、同時にプレッシャーも背負う」と主張。「彼にとっては、MLBの洗礼を浴びる可能性もあるが、ファンは彼の準備が整っていることを願うばかりである」と新シーズンでの活躍へ期待を寄せた。 否が応でも、デビューマウンドから多くの視線が注がれることになる山本。名門ドジャースでのルーキーシーズン、その強靭な右腕で確かな結果を残していくことが求められる。 構成●THE DIGEST編集部