キャンプ飯の朝定食はウェーバーグリルで! 究極の朝めしは鯵の干物と白飯、シジミの味噌汁で間違いなし
クロマツ林に囲まれた自然の中にキャンプサイトがあり、海岸に隣接した湘南唯一のビーチサイドキャンプ場、『ちがさき柳島キャンプ場』でセットアップテントに宿泊しました。飲んで、食べて仲間と楽しんだ翌朝は、胃にも優しいあじの干物にごはんとしじみの味噌汁で、キャンプの朝飯を楽しんでみるのはいかがでしょうか? 【写真】ウェーバーのグリルで調理した和定食と網の汚れ落としの方法を見る(全17枚)
究極の手抜きキャンプはセットアップテントに限る
都心からのアクセスがよく、圏央道・茅ヶ崎海岸ICを出てすぐのところにあるのが「ちがさき柳島キャンプ場」です。サザンオールスターズの桑田サンの故郷としても有名な神奈川県茅ヶ崎市にあるちがさき柳島キャンプ場で、今回はセットアップテントに宿泊しました。 5名まで泊まれるテントが張られていて、タープもセットされた楽チンなセットアップテントのプラン。キャンプ場に着いたら、さっそく寝床のコットとシュラフと夜用ライトをテント内に配置。椅子とテーブル、調理用のスペースを確保し、虫よけのスターパラフインオイルを入れたランタンに火を入れたら、すぐに宴会モードに入れます!
湘南ゆえにキャンプで朝定食は意外にもあり!?
通常のテントスペースではテント&タープの設営に時間を要してしまい、ひと息つくまでに時間がかかるものですが、セットアップテントの場合はその手間を省けるのが嬉しいポイントです。たまには手抜きのキャンプもいいものです。 さて飲んで、食べて、話して……。夜まで盛り上がった祝宴の翌朝は何を食べましょうか? 定番のホットサンド? 惣菜パンとコーヒー? 兎にも角にも簡単に食べたくなるモノですが、ここはあえて鯵の干物を炭火で焼いて白飯に味噌汁をいただきました。
鯵の干物とウェーバーグリルが共演
鳥のさえずりで起こされるキャンプ場の朝は早く、やうやう白くなりゆく夜明け前。バーベキュー好きのウェーバーの創業者であるジョージ・スティーブンが金属製ブイを溶接してグリルに加工することから生まれたウェーバーのグリルに火を入れます。 寝ぼけまなこで炭に着火。炭火が落ち着いたところで、OKストアで購入した緑茶干し あじ開き 3枚入(緑茶成分により魚の脂の酸化を防止し、臭みも抑えまろやかになるよう仕上げた緑茶干しあじ開き3枚入り)を油をまぶしたウェーバーグリルの網の上に置きます。 炭火で燻され、パリッと焼けた皮面が朝の弱った胃袋を刺激します。クンクンと薫るあじの干物のいい薫り! ご飯は手抜きのパック飯を湯煎で温め、お湯を沸かして味噌汁に熱湯を入れるだけ。タイミングは鯵の干物が焼き上がった瞬間に、すべてが同時に出来上がるように時間調整することが最も大切です。 あー、至福の鯵の干物の炭焼き。白飯も湯煎でホカホカ。シジミの味噌汁も暖かく、五臓六腑の隅々までしっかり染み渡ります。生きてて良かった、刹那な瞬間です。キャンプの朝飯、次は貴方のこだわりのメニューで楽しんでみるのはいかがでしょうか!
網の汚れをしっかりとる方法とは?
鯵の干物を焼い終わり、和定食の朝食を味わい尽くした後は、お片付けです。網についた汚れを取るとっておきの方法を伝習します。使い終わった網をアルミホイルで包んで網についた汚れを炭火で炭化させます。 要するに網にこびり付いたモノを素早く炭にしちゃおうという訳です。アルミホイルで包んだら、ウェーバーグリルの残った炭火で焼きます。しばらく放置してアルミホイルを開け、網の表面を軽く擦れば、頑固な汚れもパラパラと取れます。ぜひ、試してみてくださいね。
多田壮一