「これが最後の記者会見」トゥヘル監督退任へ…バイエルン残留の可能性も合意ならず
バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は、残留に向けて首脳陣と話し合いを行ったが、合意に至らず今シーズン限りでの退任を認めた。ドイツメディア『Sky Sports』が報じている。 【動画|バイエルン、トゥヘル監督が改めて退任を発表】「最後の記者会見となる」ブンデスリーガ最終節ホッフェンハイム戦前の記者会見で発表 バイエルンは今年の2月にトゥヘル監督の今シーズン限りでの退任を発表。それ以来、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督など様々な監督が候補に挙がっていたが、交渉が難航していた。 交渉が行き詰っていた中、ドイツ紙『BILD』はトゥヘル監督の代理人とバイエルン首脳陣が来シーズンの続投について話し合いの場を持ったと報じており、一転して残留の可能性も伝えられ、その去就に注目が集まっていた。 そしてトゥヘル監督は、ブンデスリーガ最終節ホッフェンハイム戦を前にした記者会見に出席。以下のように語り、改めて今シーズン限りでの退任を発表している。 「これが最後の記者会見となる。2月の(退任決定の)合意はまだ残されている。さらなる議論が行われたが、今後協力していく上で合意には至らなかった」 トーマス・ミュラーやマヌエル・ノイアー、ハリー・ケインなど多くの主力選手は、トゥヘル監督の残留を望んでおり、またクラブ首脳陣も同監督の手腕を再び評価し、交渉を行ったが、合意には至らなかったようだ。 交渉が決裂したバイエルンは、後任選びに再度奔走することになる。現在トゥヘル監督の後任候補には、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督、マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督、かつてバイエルンとドイツ代表で指揮を執ったハンス=ディーター・フリック氏の名前が挙がっている。 一方、トゥヘル監督はプレミアリーグ行きを希望しているようで、テン・ハフ監督の去就が不透明となっているマンチェスター・ユナイテッドが候補として挙げられている。
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