トランプ氏の関税策、導入ならドイツGDPは1%減も-独連銀総裁
(ブルームバーグ): ドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は、米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏が掲げる関税措置は、ドイツ経済を脱線させるリスクがあると警戒感を示した。
ナーゲル氏は、13日付の独紙ツァイトに掲載されたインタビューで「関税計画が実施されれば、国内総生産(GDP)の1%を失う恐れがある」と語り、「もし実際に新たに関税が課された場合、ドイツはマイナス成長に陥る可能性さえある」と続けた。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーでもあるナーゲル氏は、ECBの金融政策について問われ、「物価上昇圧力は依然として顕著であり、主にサービス業の賃金に起因している」と指摘、「この価格圧力はエネルギー価格の下落によって覆い隠されている」とも述べた。
原題:Nagel Says Trump’s Tariff Plans Could Cost Germany 1% of GDP
(抜粋)
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Mark Schroers