デニム旋風はカンヌにも!おしゃれセレブに学ぶ旬な「デニムコーデ」
カンヌ国際映画祭では毎年、世界中から名だたるスターたちが集結し、彼らの豪華なレッドカーペットルックが大きな話題を呼ぶ。 【写真】カンヌ国際映画祭2024、豪華セレブのレッドカーペットドレスを速報!
今年はシアー素材のドレスや、流れるようなトレーンが美しい衣装、ゴージャスに輝くジュエリーなどが視線を集めるなか、意外なトレンドとして「デニム」も注目されている。シエナ・ミラーは、今シーズンを象徴するバレルデニムをスマートに着こなし、アニャ・テイラー=ジョイはボタンのついたAラインのデニムスカートを復活させた。
ファッションの面において、今回の映画祭から学ぶべき教訓があるとすれば、「素晴らしいデニムが1本あれば、どんな場面でも主力級の存在になってくれる」ということ。フォトコールからディナー、レッドカーペット、アフターパーティまで、デニムは主役の座に君臨している。
まず注目したいのは、ダークカラーのウォッシュデニム。シエナ・ミラーのような着こなしなら、デニムのカジュアルなイメージを払拭することができる。バレルレッグのシルエットが強調された「スキャパレリ」のデニムに、クリーム色のブークレジャケットを合わせることで、シックな雰囲気に。そこにボーホー風のラフなウェーブヘアと、ゴールドのアクセサリーを重ねて、“イットガール”らしいセンスを見せつけた。
映画『ザ・ホエール』で第95回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた俳優のホン・チャウも、オーバーサイズのデニムをセレクト。こちらは、「ディオール」のワイドシルエットのデニムで、ロールアップした部分にはブランドのロゴが入っている。爽やかな白のシャツと黒のシューズを合わせて、控えめながらに洗練されたルックで登場した。これなら、手持ちのアイテムで簡単に真似することもできる。
フランス人俳優ジュディット・ゴドレーシュの娘で、同じく俳優のテス・バルテルミーも、デニム素材の半袖のトップスとミニスカートのセットアップを着用し、上級者テクニックを披露。そこにフレンチガールらしい、“ほとんど何もしていない”ようなナチュラルメイクと、自然なウェーブヘア、黒のパンプスを合わせている。このルックは夏に取り入れたい、素晴らしいインスピレーション源となりそう。