【注目2歳馬】キズナ産駒エリキングが注目の新馬戦を制する 重馬場ながらラスト11.5-11.3をマーク
流しながら7馬身差をつける
土曜日は東京競馬場での撮影だったため、実際に競馬場でその姿を見ることはできなかったが、京都1Rに組まれた芝1600mの未勝利戦はキズナ産駒の牝馬ショウナンザナドゥが勝利した。 800m通過が46.6と比較的ペースが流れるなか、2番手からレースを進め、4角で先頭に立つとそのまま後続を5馬身引き離す完勝。勝ちタイム1:33.5はかなり優秀で、新馬戦で戦ったダノンフェアレディとともに牝馬路線を引っ張っていくだろう。 東の新馬戦に目を移すと、土曜東京6R芝1400m戦にてキタサンブラック産駒サトノカルナバルがインパクトあるレースを披露。2022年のノーザンファームミックスセールにて9,240万円で取引され、同セール出身馬としてはJRAで初勝利となった。 600m通過36.5のスローペースを5番手追走から直線残り300m地点で抜け出すと、200mを過ぎてからは流して7馬身差の圧勝だった。 ラスト400mからのラップは11.1-11.6、勝ちタイムも稍重ながら1:23.6と平凡であり、この一戦だけではどう評価するか難しいが、追い出されてからの瞬発力には目を見張るものがあった。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸