ムバッペ、グリーズマンだけじゃない レ・ブルーで見逃せぬジルーの貢献「EUROが最後になるかもしれない」
37歳で挑む欧州の頂点
今夏のEURO2024でも優勝候補の一角に挙げられるフランス代表。チームの主役はキリアン・ムバッペ、アントワーヌ・グリーズマンといったアタッカー陣だが、前線では37歳の大ベテランFWオリヴィエ・ジルーも忘れてはならない。 2011年より代表でプレイするジルーは、ここまでフランス代表歴代トップとなる57ゴールを記録している。すでに後輩のムバッペが歴代3位となる46ゴールを決めているため、そう遠くないうちにジルーの数字は抜かれてしまうかもしれない。それでもジルーの貢献度は見逃せない。 長らく代表ではカリム・ベンゼマの方が高い評価を受けてきたが、ジルーはセンターフォワード1番手として2018年のワールドカップ・ロシア大会制覇にも貢献している。前線でボールを収めてくれるジルーがいるからこそ、ムバッペやグリーズマンが活きるのだ。 ジルーは3月の代表マッチウィークでもチリとの親善試合で1ゴールを奪っていて、EURO2024へアピールを続けている。年齢的にはEURO2024が最後のメジャートーナメントになる可能性があり、仏『Telefoot』にてジルーも終わりが近いとコメントしている。 「EUROが最後になるかもしれない。何も決まってないけどね。キャリアの始まりより終わりに近づいているのは確かだから」 ワールドカップに続き、EUROのタイトルも欲しいだろう。今夏はラストチャンスかもしれないが、ジルーとフランス代表は欧州の頂点に立てるか。
構成/ザ・ワールド編集部