京都府の準絶滅危惧種である「カヤネズミ」の巣の観察会が21日、京都府城陽市の府立木津川運動公園で行われた。家族連れら約10人が背丈の高い草に設けられた巣を探し、日本一小さなネズミの生態に思いをはせた。 カヤネズミは夜行性で、体長約6センチ。同園では2015年冬に巣が見つかったことをきっかけに、園内に保護区を設けて巣の材料となるイネ科のオギを増やしている。 子どもたちはオギ原をのぞき込み、地上約1メートルにあるボール状の巣を見つけると「あった!」と指を差し、スマートフォンで撮影していた。全国カヤネズミ・ネットワークの畠佐代子代表は「子育て用にしっかり編まれた巣です」と説明していた。 観察会は10月19日にも行う。問い合わせは同園0774（66）6022。
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