東国原英夫氏 年収103万円の壁引き上げ幅の決着点分析も失望感「そんなに手取り増えた感はない」
元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏(67)が3日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、国民民主党が訴えている103万円の壁の引き上げについて、現状を踏まえた見解を語った。 【写真あり】東国原氏 宮崎の居酒屋でまさか…スターに遭遇 ファン騒然「どうして!?」 引き上げには自民、公明、国民民主の3党で合意。一方で問題になるのは、引き上げ幅。2日の衆院本会議で、石破茂首相は来年度の税制改正の中で議論し、引き上げることを約束したものの、その幅には触れなかった。国民民主は、最低賃金が95年当時から1.73倍に上がっていることから、103万円にも当てはめて178万円への引き上げを求めている。 東国原氏は同番組で、玉木氏と共演した際、178万円のラインを譲らないよう強く求めていた。しかし「どうも譲る気配ですね」と指摘し、「120万とか130万くらいが、落としどころになるのかなと、相場観からして思いますね」と分析した。 国の試算では、178万円に引き上げた場合は7兆円を超える税収減になるとしている。地方税にも影響するため、各地方自治体からは不満の声が出ている。東国原氏は「120万とか130万になったら、そんなに手取り増えた感はない」と、失望感を示した。