3000メートル級の立山連峰を海から望む! 義経伝説から名付けられた「雨晴海岸」はどこにある?
これからの季節は神秘的な自然現象“毛嵐”が見られるかも?
海岸から国道415号を挟んだ「道の駅 雨晴」は駐車場も広々、展望台もあり、雨晴海岸の拠点にぴったり。大伴家持の展示コーナーや軽食&お土産コーナーもあります。一方、一般的な道の駅で見るような地元でとれた野菜などは並んでいません。雨晴海岸のための施設といえそう。 また、「道の駅 雨晴」から徒歩7分のJR氷見線の雨晴駅は、“海の見える駅”として鉄道ファンならずとも人気です。時刻表を見ると、1時間に1~2本と本数は少ないのですが、乗り降りする客は20人ほど。地元の人は多くなさそうで、ほぼ観光客のようです。 雨晴駅から少し歩くと、踏切を渡って海岸へ出ることができます。 これからの11~4月頃は冠雪した立山連峰がくっきりと見える、絶好の季節。秋の終わりから冬にかけては、早朝に陸から冷たい空気が海へと流れ込んだ時に発生する神秘的な自然現象“毛嵐”が起きることもあるとか。 また、11月7日頃と2月4日頃には、朝日が剱岳の山頂から昇る、“ダイヤモンド剱”が拝めるかも。さらに運が良ければ、ギザギザの稜線に朝日が分割されて、まるでダイヤがちりばめられたような“ティアラ剱”が見られるかも!? ちなみに、私が訪れた日はダブルレインボーが見られました。やっぱり大伴家持ではないけれど、“神からならし(神の山だからに違いない)”ですね。 雨晴海岸 ●アクセス 東京駅から新高岡駅まで北陸新幹線で約2時間20分~3時間。JR城端線で高岡駅まで約3分、JR氷見線に乗り換え雨晴駅まで約20~30分。車の場合、富山きときと空港から約40分。 古関千恵子(こせき ちえこ) リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること30年あまり。 ●Instagram
古関 千恵子