まずはブログ200記事書くための、楽しく続く情報発信のコツ(滝川徹 時短コンサルタント)
■1日に情報発信に使える時間を見極める
まず最初に考えていただきたいのは、1日の中でどれだけ情報発信に時間を費やすかです。正確に言えば、どれだけ時間を費やせるか、考えることです。どういうことか。私がブログをはじめた頃を例に説明しましょう。 私の場合、本格的にブログに取り組みたいと考えるようになったものの、その時間をどうやって捻出するか。悩んだわけです。ブログを毎日書く時間を捻出したいなら、それと引き換えに、今何かに使っている時間を減らす必要がありました。 こうした問題に直面した場合、多くの人は睡眠時間を減らすことを考えます。しかし私の場合、睡眠時間を減らすと仕事のパフォーマンスに影響します。また、家族との時間を減らすのも本末転倒。そう考えたわけです。悩みに悩み抜いた末、「働く時間を減らすしかない」という結論に至ります。 そこで、始業前に1時間半ほど前業をしていたのを、そのままブログ執筆の時間に充てることにしました。それからは、毎朝、会社近くのマクドナルドで、始業直前までブログを執筆するようになったのです。 細かい話をすれば、通勤時間・電車に乗っている時間もスマホでブログ記事の下書きを書いたりすることもありました。このように、当時の私は限られた時間の中でブログを書く時間をなんとか捻出していたのです。 私の経験から皆さんに学んでいただきたいこと。それは自分の人生にとって大切な時間を事前に天引きしたうえで、情報発信にかける時間を考えることの大切さです。 なぜなら、こうしたプロセスで情報発信に費やす時間を考えていかないと、どうしてもムリな形の習慣を作り上げてしまうからです。ムリな形で情報発信し、さらに副業でセミナー講師をしようとしても、うまくいくはずがないのです。
■人生で大切な時間は「天引き」しておく
では、具体的にどうやって情報発信に費やす時間を考えたらいいのでしょうか? 最初のステップは、皆さんにとって大切な時間を見極め、それに対して投資する時間を前もって決めてしまうことです。 たとえば私の場合、睡眠時間は原則8時間確保しています。また、17時以降は家族と過ごしたり、リラックスしたりする自由な時間です。平日であれば昼休みの1時間を除く9時~17時は会社の仕事が入ります。こうして考えていけば、必然的にいつ情報発信ができるかは、次の図1のように答えは明らかになります。 この図表の場合、6~9時の3時間と12時~13時の1時間、計4時間が情報発信に費やせる時間となるわけです。当然ながら、この中に通勤の時間なども含まれます。なので実質的に使える時間はもう少し短くなります。 私自身もブログをスタートした時に費やせた時間はせいぜい1日2時間でした。ここまで書いてきた通り、ムリをすると続きません。これから情報発信をスタートされる方は、1日1時間も費やせたら御の字と考えましょう。 くりかえしますが、大切なのは線引きです。自分にとって大切なことに使う時間はしっかり確保し、限りある時間で情報発信をするようにしましょう。