まずはブログ200記事書くための、楽しく続く情報発信のコツ(滝川徹 時短コンサルタント)
■まずはとにかく200記事書いてみる
情報発信に費やす時間を決めたら、次は「具体的にどうやって情報発信をしていくか?」を考えます。キーワードは「ハードルを下げる」です。説明していきましょう。 一番最初にお伝えしたいのは、どんなクオリティでもいいので「とにかくコンテンツを作ることが大切!」ということです。情報発信でよく議論になるのが「記事の質」と「更新頻度」のどちらを優先するかです。 たとえば週に1回、ものすごく良いクオリティのブログ記事を書くのと、そこそこのクオリティで毎日ブログを書くのと、どららがいいのかという話です。私の答えは「人による」なのですが、これから情報発信をはじめる人は記事のクオリティよりも更新頻度を優先することをおすすめします。 理由はいくつかあります。一つは情報発信をはじめたての時は良いクオリティ、すなわち「質の高いコンテンツ」がどんなものかわからないからです。 たとえばブログをはじめたばかりの人が20時間くらいかけて自分なりに質の高い記事を書いたとします。でもそれが読者にとって質の高い記事に仕上がっているかは、世に出してみないとわかりません。 たとえば私はYahoo!ニュースに継続的に記事を配信しています。どの記事も20時間近くかけており、いずれも自分の中では渾身の出来です。しかし、はじめの頃は今と比べればコメントなどもほとんどつかず、全くと言っていいほど反響がありませんでした。 今でこそ「こう書けば読まれる」という感覚がわかってきましたが、それは「読まれる記事」を書いたことではじめてわかったことです。10回くらいYahoo!ニュースに記事を配信し、ようやく1つの記事で大きな反響を得ました。その時はじめて「こう書けば読まれるんだ」という感覚がわかったのです。 つまり、質の高い記事=読まれる記事を書くには、読まれる記事の書き方を探り当てなければいけないということです。ここで私が「探り当てる」と表現したのは、トライ&エラーが必要というニュアンスをお伝えしたかったからです。 これから情報発信をはじめる人は、まずは200回トライすることを目指してほしいと思います。少なくとも私はブログを200記事書いたあたりから読まれるようになりました。 当たりを引けるかどうかは運も影響します。センスがある人は私より早い段階で当たりを引くことができるかもしれません。200記事作っても当たりを引けない人もいるでしょう。それでも当たりを引くまでやり続ける。これしかないのです。だからこそ、ムリなく楽しく続ける仕組み・やり方が大切なのです。 私がしつこく「楽しく続けられる仕組みが大切」と力説してきた理由がようやくわかってもらえたのではないでしょうか。