都議会改革検討委 都民ファ小山氏に聞く「公用車削減はあくまで第一段階」
打ち合わせ会は「議事整理、論点整理」「非公開やむを得ない」
●会合の公開・非公開について ── 会合はこれまで、非公開の打ち合わせ会が6回、公開の委員会が4回開かれました。非公開の会合が含まれることに対する都民ファーストの会会派の立場を教えてください。 打ち合わせ会は、あくまでも議事整理をしています。論点整理をしておりますのは、実際このなかの議論は委員会にかけるために、どういった形の順番にするか、とか、どういう部分で資料をつくればよいのかなど整理に関わっている内容ですので、ここについては、非公開ということはやむを得ないと思いますし、やむを得ないというか、ここを都民のみなさんがご覧になっても、決して私どもがその場でそれぞれの課題についてそれぞれの考えを披瀝し、こういった考えでこの問題に臨むんだということについて明確な発言をしているわけではありません。あくまでも打ち合わせ会は議事整理、論点整理になっていますので、この部分は委員会を開くための準備ということですから、非公開でやむを得ないのかな、と思っています。 ── 打ち合わせ会で議論が進むので、都民から見えにくいのではないでしょうか。 結果として、この打ち合わせ会で進めているのは、あくまでも各会派がどういうものをもってこの議会改革に臨んでいるかということを出して、優先順位付けをどうするかということを整理したのち、必ずそのあとに委員会にかけています。 10月31日の検討委員会では、まず申し合わせを「こういう方向にしましょう」とか、「検討項目はこういうものがあります」とか、検討項目のなかでの扱い方についてもきちっと「優先順位はこういう順番で議論しています」とか、こうした打ち合わせ会で確認、整理したことを検討委員会に必ず諮っていますし、検討委員会の場で都民のみなさんに示すことができるようにしています。 私どもとしては少なくとも検討委員会での中身、さらにいうと結論については、しっかりと検討委員会の中で各会派が意見を申し述べて、その上で結論づけをしておりますので、最終的に今回の検討委員会が、前期(「都議会のあり方検討会」)はまったく非公開だったので、そこから考えると大きな前進だと思っていますし、その上で検討委員会の中で各会派の考えがしっかり都民のみなさんに示され、結論がでているということからしますと、私どもは十分この委員会が前期のあり方検討会に比べても、議会改革が大きく前進していると考えています。