10年ぶりにマグロの競り 福島県のいわき市中央卸売市場
福島県のいわき市中央卸売市場の初市式と初競りは5日、同市鹿島町の同市場で行われた。約10年ぶりにマグロの競りが行われ、威勢の良い掛け声が響きわたった。 水産物部の初市式では内田広之市長が「水産業界も燃料代高騰や輸送力確保などの課題を抱えているが、市として支援策を講じて寄り添っていきたい」とあいさつ。永山宏恵市議会議長が祝辞を述べた。水産卸売業者ら関係者が手締めで商売繁盛を願った。 引き続き行われた競りでは、本マグロ1本が1キロ3500円、メバチマグロ2本がそれぞれ1キロ3000円で競り落とされたほか、タイやブリ、ナメタガレイなどが並んだ。市場関係者によると、普段、同市場ではマグロは相対で取引されているが、小売業者の要望もあり、初競りの景気づけとして競りが行われたという。 (いわき版)