十両・琴栄峰 今年の一字は「運」 2024年は十両昇進 「来年は実力で上がっていけるように。目標は幕内」
大相撲の十両・琴栄峰(佐渡ケ嶽)が30日、千葉・松戸市の部屋で行われた朝稽古で、基礎運動などで初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けて汗を流した。 これまでは兄弟子の大関・琴桜と相撲を取るなど稽古を積んできたが、前日にぎっくり腰を発症。この日は相撲は取らず、軽めの調整となった。現在の状態については「動けはするので、大丈夫です」と語り、軽症であるという。 2024年は十両昇進を果たすなど飛躍。「いい一年だったなと思います」と振り返った。今年を表す1字を問われると、少し時間をかけて考えたのち「運」を挙げ、「十両に上がった時も幕下5枚目で5番で、落ちてくる人が多かったので上がれました。先場所も7―8で負け越しでしたけれど、番付が据え置きだったので運ですね」と笑顔で語った。「来年は実力で上がっていけるように。幕内に上がって、早く上がれたらその上の三役を。とりあえずは幕内に上がることを目標にして頑張ります」と、さらなるステップアップを誓った。(大西 健太)
報知新聞社