安全に走行する為に特性をおさらい! クルマとバイクの違いとは
安全に運転するために知っておきたいクルマとバイクの違い
クルマとは異なり2輪で走るバイクは、不安定で転びやすいイメージがあるためか、安定感に欠ける危ない乗り物というレッテルをはられることも少なくありません。 【画像】バイクとクルマを安全に走らせるための違いを画像で見る(10枚) 実際に二輪が関わった事故は毎日のように報道されていますが、それはクルマであっても同じこと。ただ、万が一事故を起こした際に、バイクはライダーの身体へのダメージが大きくなりやすいため、クルマよりも重症化しやすい傾向があります。 そのため、バイクを運転する際は、クルマとは違う特性を意識しながら走行する必要がありますが、クルマとバイクは走行時にどういった点が異なるのでしょうか。
バイクで事故を起こした際の身体へのダメージが大きくなる理由には、バイクにはライダーを守るボディがなく常に体をむき出しの状態で走行することが挙げられます。 たとえば、ある程度の速度が出ている状態で正面から障害物やクルマなどに衝突すれば、ライダーはいとも簡単に前方に投げ出され、大ケガを負う確率が高くなります。 クルマも同じ状況で衝突すれば、ドライバーは前方に投げ出されてフロントガラスに衝突する事が想定されます。 しかし、クルマのドライバーはシートベルトを着用しているため、同じ状況でも前方に投げ出される可能性は少なく、ケガを負うリスクを限りなく減らすことができます。 バイクはシートベルトがない代わりにヘルメットの着用が義務付けられているので、事故の際に頭部にダメージを負うリスクは軽減できます。しかし、そのほかの部位はほぼ無防備といっても過言ではないため、自衛のためにもプロテクターなどの装備を装着する事がおススメです。
また、バイクはクルマに比べて軽量で加速性能が優れているので、スピードの出し過ぎで事故を起こしやすい傾向があります。 もちろん、安全に配慮しスピードを抑えるのを意識していれば問題はないですが、信号待ちなどで青に変わった瞬間、スタートダッシュするバイクも少なくありません。 そんな時に横道から自転車やクルマが飛び出してくるなど、とっさにハンドルを切れば、コントロールを失ってバランスを崩し、転倒する可能性が高まります。 日本には急加速を制限する法律はありませんが、危険な運転とみなされれば安全運転義務違反などの罰則が適用される可能性もゼロではありません。 加速性能を楽しむのもバイクの醍醐味といえますが、違反キップを切られないためにも周囲に迷惑がかからない程度の加速で楽しむようにしましょう。