頂点に君臨するRS1600 低質なレプリカにご注意 フォード・エスコート Mk1 UK版中古車ガイド(2)
フォード・エスコート Mk1のまとめ
初代エスコートの価格は高騰中。他にはない魅力が需要を刺激し続けているため、値崩れする心配は当分ないだろう。課題となるのが、過去に実施された望ましくない改造や修理。高性能仕様の低質なレプリカにも、充分注意したい。 特別なエスコートを探すなら、時間をかけて詳細に調べることが重要。状態の良い例なら、現実的なランニングコストで、素晴らしく楽しいカーライフを謳歌できるはず。 ■良いトコロ グレードを問わず運転が楽しく、クラシックカーとしての価値や注目度は高い。ボディパネルは再生産されており、入手しやすい。特にラリーで活躍した仕様の需要は、下がることはないだろう。 ■良くないトコロ フォードのベーシックな量産車として作られたエスコートは、耐久性が高くない。完全なレストアには、高額が必要になる場合も。ボディシェルは複雑で、錆び始めると広範囲に広がってしまう。
フォード・エスコート(Mk1/1968~1975年/英国仕様)のスペック
英国価格:971~1932ポンド(1973年時) 生産数:108万2472台(合計) 全長:4065mm 全幅:1570mm 全高:1370-1410mm 最高速度:130-185km/h 0-97km/h加速:8.3~19.6秒 燃費:8.9-12.4km/L CO2排出量:- 車両重量:769-849kg パワートレイン:直列4気筒940・1098・1298・1598cc自然吸気OHV/1558・1599cc自然吸気DOHC/1993cc自然吸気SOHC 使用燃料:ガソリン 最高出力:40ps/5300rpm-116ps/6500rpm 最大トルク:7.1kg-m/3000rpm-15.4kg-m/4000rpm ギアボックス:4速マニュアル/3速オートマティック(後輪駆動)
マルコム・マッケイ(執筆) ジェームズ・マン(撮影) 中嶋健治(翻訳)