「いったいどんな学校なんだ?」エナジック、ウェルネス…甲子園出場目前、躍進が続く通信制高校に注目だ!【2024夏甲子園豆知識】
通信制高校の躍進は続く!?
長野県といえば、実は通信制校として初の甲子園出場校がある。2012年センバツ出場を果たした地球環境である。2003年に開校した同校は、部活動も積極的に行う方針で甲子園の切符を摑み取った。この夏は、塩尻志学館に初戦で敗退している。 エナジック、ウェルネスなど通信制の学校が躍進している沖縄県のKBC(旧未来沖縄)にも通信制があり、2018年には宜保 翔内野手(オリックス)がエースとして活躍し、春の県大会で優勝し、九州大会に出場。近年も上位進出を繰り広げている。 1世紀以上の長い歴史を有する高校野球も大正~昭和~平成~令和と時代を経ていく中で、少しずつ形を変えている。通信制をベースとした学校の台頭なども、そうした高校野球の新しい動きの中の一つと言ってもいいであろう。今後も「えっ? これはどんな学校なんだ…?」というような、新たなスタイルの学校が登場してくるだろう。高校野球の歴史はさらに重ねられていく。