「インスタントみそ汁」VS「手作りみそ汁」1食分のコスパはどれくらい違う?
寒い季節になると、毎日みそ汁を飲む家庭もあるでしょう。しかし、一から毎日作るとなると手間や時間がかかります。そこでおすすめなのが、「みそ玉」です。 あらかじめみそと具材を丸めて用意しておけば、飲みたいときにお湯に入れて混ぜるだけで完成です。一方で手軽にみそ汁が飲めるものといえば、インスタントみそ汁もあります。 今回は、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のどちらのほうがコスパがよいかを検証します。
「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」の1食分にかかるコストの比較
「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」をそれぞれ飲むためにかかるコストは、以下の3つです。 ●インスタントみそ汁の購入費 ●水道代 ●お湯を沸かすための光熱費 水道代とお湯を沸かすための光熱費はどちらも同じであるため、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」自体の費用と、水道代・電気代に分けてコストを比較してみましょう。なお、毎日の朝食にみそ汁を飲むことを想定して計算します。 ■「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のコスト インスタントみそ汁は、1回分が小分けになっている即席みそ汁です。生みそタイプから、フリーズドライタイプまでさまざまな種類の商品が販売されています。フリーズドライタイプ商品に限定して相場を確認してみると、1食分およそ110~140円でした。1食分110円のインスタントみそ汁を購入した場合、1ヶ月(30日間)で約3300円かかります。 対して「手作りみそ玉」は、使用する食材によってかかる費用が異なります。みそ汁1食分には、みそ約17グラム、お湯160ミリリットルが目安だそうです。 今回は、約200円のだし入りみそ(750グラム)と乾燥みそ汁の具(税込み約235円でみそ汁15杯分)を使用すると仮定して計算してみましょう。750グラムのみそで、みそ玉が約44個作れることになります。乾燥みそ汁の具の費用と合わせて、みそ玉1食分の食材費は約21円、1ヶ月で約630円です。 みそ玉に入れる具材は、お好きなもので問題ありませんが、選ぶものによって費用が異なる点にご注意ください。 ■各みそ汁を飲むための水道代と電気代 次は、それぞれのみそ汁を飲むためのお湯にかかる水道代と、そのお湯を沸かすための電気代を見てみましょう。1食分のみそ汁には、お湯が160ミリリットル必要です。今回は、1250ワットの電気ケトルで約1分お湯を沸かしたと仮定して、水道代と電気代を計算します。 1食分にかかる水道代は約0.04円(水道代1リットル当たり0.24円)、電気代は約0.62円(電気代単価30円/キロワットアワー)となります。1ヶ月当たりだと、水道代が約1.2円、電気代が約18.6円です。それぞれのコストを比較すると、表1の結果となります。 表1