【ボクシング】自慢のフィジカルがさらに進化 元旭道山のおい、波田大和がノンタイトル10回戦
プロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者の波田大和(27=帝拳)が、進化したフィジカルをリングで見せつける。 2日に東京・後楽園ホールで行われるWHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXTでプレスコ・カルコシア(フィリピン)とのノンタイトル10回戦に臨む。1日、都内で計量をクリアした波田は「強いパンチ当てて、強くなっているところ見せたい」と意気込んだ。 6月に前王者の坂晃典(仲里)に3回TKO勝利を収めて、15年10月のプロ転向から9年で念願のタイトルを奪取した。 もともと15勝(14KO)2敗の戦績が物語るパワーとフィジカルの強さが強みだが「ロードワークも走るだけじゃなく、ダッシュも取り入れてパワーもつけた。パンチを打っても体が振り回されないバランスをゲットできている」と、王者になってさらなる進化を実感している。 大相撲の元旭道山のおいで、父寿和さんも行司の木村寿之介という相撲一家に生まれたが、元世界3階級制覇王者長谷川穗積に憧れてボクシングの名門、花咲徳栄高に進学。同3年時に総体と国体で準優勝してプロ転向した。変則的なカルコシア相手に「得意なパンチを当てる。苦手なジャブを少しでも当てられたら」と、リングの上で進化を証明してみせる。【首藤正徳】