入店直後、片言で「金を出せ」 野々市強盗、被害70万円
26日夜、野々市市御経塚2丁目のブランド中古品買取店「ブランドオフ御経塚店」で起きた強盗事件で、犯人の男が入店直後に店員を刃物で脅して現金を奪い、走り去ったとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。男は片言の日本語を話し、被害額は約70万円に上ることも判明。白山署と石川県警は外国人による犯行の可能性も含めて、120人態勢で行方を追っている。 捜査関係者によると、男は正面入り口から店内に入り、閉店作業をしていた50代女性店員に包丁のような刃物を突きつけ、「金を出せ」と脅した。奪った現金は持参したかばんの中に入れ、そのまま入り口から走り去った。閉店間際を狙った計画的な犯行の可能性もあるという。 白山署などによると、男は身長170センチほどの細身で、白っぽい半袖シャツと黒っぽいズボン、帽子を着用。事件当時、女性店員は1人で勤務していた。 同署は27日、発生時間に合わせて現場周辺で車両検問を行った。運転手から目撃情報を集め、ドライブレコーダーが付いた車から映像の提供を求めた。聞き込みや周辺の防犯カメラも解析し、犯人の逃走手段や経路を調べている。