大阪維新の現職市長が落選は初 新人の原田氏が初当選 箕面市長選
任期満了に伴う大阪府箕面市長選挙が25日投開票され、無所属の新人・原田亮さん(38)が初当選を果たしました。 大阪府内の市長選挙で大阪維新の会公認の現職が落選するのは初めてです。 今回の選挙では、北大阪急行の延伸に伴うまちづくりや子育て支援策、医療・福祉の充実などが争点となりました。 新人の原田さんは自民の元大阪府議で、今回は無所属で立候補。 北大阪急行の新駅開業による再編で減ったバスの拡充といった交通アクセスの改善や、学校給食の無償化などを公約に掲げ、維新公認の現職・上島一彦さん(66)を破り、初当選を果たしました。 現職の上島さんは北大阪急行の延伸などこれまでの4年間の実績を訴えるとともに、「日本一親切な市役所を目指す」として質の高い医療を提供する新市立病院の建設などを訴えましたが、及びませんでした。 大阪府内の市長選挙で、大阪維新の会公認の現職が落選するのは初めてです。 大阪維新の会は4月に実施された大東市長選挙で新人同士の争いに負け、7月の河内長野市長選挙では候補者を擁立できず不戦敗に終わっていました。 投票率は49.98%で前回を0.64ポイント上回りました。
ABCテレビ