若隆景が5勝目 左おっつけから右肩すかしに浜口京子「車のハンドルと一緒」
◇大相撲九州場所8日目(2024年11月17日 福岡国際センター) 東前頭2枚目の若隆景(29=荒汐部屋)は西前頭筆頭の平戸海(24=境川部屋)を肩すかしで下し5勝目を挙げた。 立ち合いすぐに右四つ。若隆景は左おっつけで圧力をかけてから、右の肩すかしで鮮やかに転がした。ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は番組名物のアクション解説で身ぶりをまじえ「左おっつけで起こしておいて(正反対に力を加える形になる)右の肩すかし。考えた相撲でした」と理にかなう連続技だったことを指摘した。 この技術解説にゲスト出演した女子レスリングの五輪メダリスト、浜口京子も反応し「実際に体を使って説明してもらえれば、わかりやすくていいですね」と自らアクション解説に参戦。父・アニマル浜口から「車のハンドルと一緒だ」と指導されたという。相手に技をかける際に最終的に右手側から力を加えたい場合は、先に左手側から力を加え、これに相手が反発するように仕向ける。この“崩し”で相手の力を利用して技がより決まりやすくなることを実演した。