「ゴミだと思って捨てていた…」愛を込めた “ビーズのかたまり”を 毎日のルーティンがアートに 長谷川敏郎さん【ART MEETS HEART】富山・南砺市
チューリップテレビ
福祉事業所の片隅で、毎日ある作業に取り組むの長谷川敏郎さん。それは彼にとって毎日の最も大切な“ルーティン”…。障がいのある人の可能性に注目する特集「アート・ミーツ・ハート」。今回は富山県南砺市から、ひそかに表現を続けているアーティストです。 【写真を見る】「ゴミだと思って捨てていた…」愛を込めた “ビーズのかたまり”を 毎日のルーティンがアートに 長谷川敏郎さん【ART MEETS HEART】富山・南砺市 スタッフの女性「もう朝8時過ぎに来られたら、もう帰りまで、じっくりとビーズに熱を加える作業されてて」 スタッフの女性「こちらですね。いぐさが入っていたり、髪の毛とか、あとガムの包み紙とか…、生活の大部分がこのビーズだと思うんで」 長谷川敏郎さん「この間から当たってきた、この間から当たってきた、当たってきた、この間から当たってきた」 何が「当たってきた」かというと…。 ■家の中は大変な “ゴミ” でいっぱい? 「作品」として展示され、注目を集めるようになりました。 県障害者芸術活動支援センター ばーと◎とやま 米田昌功 代表 「一番お気に入りはどれですか。じゃあ指さして教えてください、どれですか」 長谷川敏郎さん「なんと、あちらです」「あちらです」 県障害者芸術活動支援センター ばーと◎とやま 米田昌功代表 「ひとの表現って“これだけ自由なんだよ”っていうのが伝わる作品のような気がしたんですよ」 さらに…。 「これこれ、これです。すごく色がきれいで…」 デザイナーの目にとまり、柄のデザインに採用されました。 デザイナー 山口久美子さん「長谷川敏郎さん」「ラブ&ビーズということで、まあビーズラブということ…」 長谷川さんのビーズが、カラフルでポップな模様に生まれ変わりました。 このデザインを見た長谷川さんは…。 長谷川さん「すごいですね」 ちょっと照れくさそうです。 母・京子さん「ビーズの面白いところはどこですか」 長谷川さん「ペラペラペラペラ」 母 京子さん「お父さんはこれをゴミだと思った。私もゴミだと思った」「毎日毎日これ1箱ずつできたら、もう大変なゴミになりましたね、家の中はね…」